ストップロス注文
ストップロス注文とは
ストップロス注文とは、為替取引における逆指値注文のことで、一般的で重要なリスク管理方法のひとつです。逆指値というのは、「現在の値段より高い値段にきたら買う」または「現在の値段より安い値段まで下がったら売る」という注文です。
逆指値注文は相場が反対方向に動いた時など、相場が予想に反して動く場合に備えて、ポジションを決済して損失を限定することができます。損失が出ている場合、投資家の心理では、ずるずると損失を広げてしまう方向に向がってしまいがちです。しかし逆指値注文を入れることで、事前に損失額が限定されるため、リスクを管理することができます。
たとえば1ドル=110円のときに、「1ドル=103円くらいまでドル高に向かう」と予想して1万ドルを買ったものの、予想に反して相場は逆の円高に触れてしまったとします。この場合、いきなり損失(含み損)を抱え込むことになりますが、多くの投資家は「ちょっと下がったけど、すぐに持ち直すだろう」と判断して、損切りできません。
その結果、予想はまたはずれてさらにドル安が進みます。すると今度は、「ここまでドルが安くなったらそろそろ反発しなければおかしい」と考えて、さらに損失を抱えたまま持続したりします。
つまり新規のポジションをもったときの判断が間違っていたにもかかわらず、損切りもできずにどんどん損失が大きくなっていく悪循環に陥ってしまいます。
このような悪循環に陥るのを防ぐため、新規に買い注文が約定したときには、すかさず「ここまで下がったら売る」という逃げのラインを逆指値注文しておくわけです。そうすることによって自分でリスクを管理することができます。この際に一度出した逆指値注文は、そのまま撤退ラインとして守っておくことが重要です。
大きな儲けを考えるよりも、損矢を小さくすることを心がけることが、最終的な儲けにつながります。
スリッページにも注意!
逆指値はリスク管理を行ううえで必須の手法となりますが、逆指値注文が成立したとき、逆指値で指定したレートよりもさらに下の値段で約定することがあります。これをスリッページといいます。
スリッページが起きてしまう理由には、相場が急落した場合など値動きが荒っぽくなると、注文していた値段を飛び越えて相場が下に動いてしまうからです。これは、かなり突発的な状況で避けることができません。
しかしこの場合でも、もし逆指値をしていなければ、急落の底まで売れなくなってしまいます。それを思えば、やはり逆指値はリスクを管理する有効な手法といえます。
